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体脂肪の種類

体脂肪には【皮下脂肪】と【内臓脂肪】があります。
皮膚のすぐ下にある脂肪が皮下脂肪です。
内臓の周囲についているのが内臓脂肪です。

●内臓脂肪とは何でしょうか?
腹筋の内側に付いている脂肪です。
内臓脂肪は生活習慣病とも関係があり、女性よりも男性に蓄積しやすいです。
加齢と共にさらに蓄積しやすくなります。

●内臓脂肪を減らすにはどんな方法が効果的でしょうか?
内臓脂肪は付きやすく、落ちやすいという特徴があります。
内臓脂肪を落とすには運動が効果的です。
1日1万歩や、1回20−30分程度の有酸素運動などが良いでしょう。
(サイクリングやスイミング、ジョギングなどの有酸素運動)

ただし、運動だけで脂肪を減らそうとするとかなりの努力が必要です。
ですから食事による摂取エネルギーを減らすようにします。
とくに甘い菓子類の取りすぎなど不適切な食事を改善し、バランスの良い食事を心がける事です。

内臓脂肪は、男性や更年期以降の女性に多く余分なエネルギーの貯蔵庫です。
生活習慣病とのかかりが深いので注意が必要です。

●内臓脂肪のつき過ぎは、どんな病気を招く恐れがありますか?
高血圧症、高脂血症、糖尿病、などの発症を招きやすくなります。

脂肪細胞からは糖の代謝をスムーズにする働きのあるアディポネクチンという物質が分泌されますが、内臓に脂肪が増えすぎると、このアディポネクチンの分泌が減ってしまうのです。
アディポネクチンが減ると中性脂肪の分解が鈍くなりインスリンの働きも悪化します。
その結果、中性脂肪が増え血糖値が上昇します。

中性脂肪が増えたり血糖値の上昇を放置しておくと、やがて動脈硬化を招き心筋梗塞などのリスクが高まります。
動脈硬化の患者は高血圧症、高脂血症、糖尿病、内臓脂肪型肥満を併せ持っていることが大変多いといわれています。このような状態を「死の四重奏」と呼んでいます。


[Category: ▼健康豆知識]

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